症例紹介

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口腔内腫瘍

口腔内の腫瘍

顔が腫れてきたという主訴で来院された猫ちゃんで口腔内に腫瘍が見つかった子をご紹介します。

見た目ではその腫瘍がどういったものなのか確定診断はできません。なので、鎮静下で組織やその腫瘍を切除し、外注の病理検査にて診断をします。

① 「眼の下や顎が腫れてきた」

 

 

 

 

 

 


この猫ちゃんの場合、顎が腫れてきたという主訴で来院されました。
顎でも、場所によって切除する範囲が変わってきます。

 

②「口の中に出来物ができた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻腔内のリンパ腫が徐々に口腔内へ広がってきたことにより、来院へつながりました。

 

③「左眼球の位置が変わっている」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鼻腔および眼窩に発生したリンパ腫によって、眼球の高さが変わっています。

 

④「鼻の横が腫れている、呼吸がしにくい」

 

 

 

 

 

 

 

 

上顎犬歯を中心に赤く腫大し、鼻腔が圧迫され狭窄していました。
開口呼吸になっていて、上手に呼吸が出来ていませんでした。

 

⑤「食べ方がおかしい」

 

 

 

 

 

 

 

 

この子の場合、舌下にカリフラワー状の腫瘍ができていました。
その影響で普段とは違った食べ方をしていました。
出方は違いますが、症例④と同じ扁平上皮癌です。