歯内治療『キャッピング』
歯髄に影響のある折れ方であっても、歯が折れてから2日以内であればキャッピングという歯髄を保護する処置を行うことで折れた歯を抜かずに治すことが出来ます。しかし、実際には歯が折れてから2日以上経っている場合も多く、その場合は根管充填などの処置を行うこともありますが、正確な診断は歯科の専門的な検査やX線検査により行います。
上の写真は、「昨日歯が欠けた」と来院された9歳齢のビーグルさんです。左上顎第4前臼歯に露髄を伴う破折がみられました。
破折して2日以内であれば、歯髄を保護して歯を保存することが可能です。修復材のコンポジットレジンを充填して歯を修復しました。以上がキャッピングの処置の流れです。歯が折れた場合、露髄しているかどうかなどにより治療方法が変わります。詳しくは別項目『硬いものを咬むと歯が折れます』をご覧ください。